楽しく安らぎのある桃源の家

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2019年10月16日 10月5日(土)桃源の家『長生きしちゃん祭』の様子をご紹介します! すがすがしい秋晴れの中、桃源の家では入居者の皆様のご家族様をお招きして、秋祭りを行いました。 去年まで「夕涼み会」として夏に行っていたイベントを、少しでも...続きを読む

特別養護老人ホーム 桃源の家とは

特別養護老人ホーム 桃源の家

平成24年5月1日、全室個室にてユニット型施設としてオープンしました。施設は豊かな自然の中で、農作業など季節の移りゆく風景がお年寄りにやすらぎを与え、余生を限りなく楽しませてくれる素晴らしい環境にあります。

また、施設は町の中心に位置し公立邑智病院やショッピングセンターとも隣接しており、入居者・ご家族様にも安心してご利用いただける環境となっています。

時代に沿った運営

桃源の成り立ちを語るとき、今から60年以上も前にお話しが遡ります。

時代は終戦末期。日本は第二次世界大戦の敗戦で、多くの難民を抱えることになりました。その中で家族がいなくなり一人ぼっちになったり、戦争で家のお金がなくなったりして貧しい生活をしなくてはいけない人が多くいました。若い人たちは元気なので頑張って家を建て直したり、働いたり…それなりに大変な中、何とかなっていました。しかし、体力のない体の弱いお年寄りにはそんなことはできません。身寄りがあれば、そこで若い者と力を合わせて生活もできたかもしれませんが、「身寄りがない」「お金がない」そうしたお年寄りは、さぞかし心細かったと思います。

昭和26年、当時の矢上町長さん(森脇有一さん)が、そんな身寄りのない高齢者や経済的な理由などにより家庭で生活することができない生活困難な高齢者を、町外からも受け入れる場所として、開設したのが養老院としての最初の桃源の家でした。養老院というのは、まだ全国的にも数が少なく、島根県の中でも規模が大きいこともあり、当時の厚生大臣(厚生労働大臣)の川崎秀二(かわさきしゅうじ)さんがこの養老院を「桃源の家」と名付けてくれました。

しかし、町の者でもない人をたくさん養老院に住まわせることに、矢上の人たちには強い抵抗がありました。実際、養老院に入られていた人の中には、お酒で酔った勢いで民家に勝手に侵入するようなこともあり、色々な暗い時代背景も重なり、ますます養老院の人々への風当たりが強くなっていったのでした。

一方、大きな施設への働き場(雇用)という意味では、町の人々にも十分に恩恵がありました。同時に養老院におられた方々も一生懸命町の人たちとの関わりを大切にしていき、次第に養老院「桃源の家」は町民から受け入れられるようになってきました。
ちなみに、矢上養老院「桃源の家」初代院長は石橋蔵六(ぞうろく)さんという方でした。

時が進み、養老院「桃源の家」は、老人ホーム「桃源の家」と名前が変わりました。

昭和52年、養老院時代の古い建物は解体され、新しく桃源の家が建てられることになりました。

私たちはその頃の桃源の家を、親しみを込めて“旧桃源の家”と呼んでいます。

そして平成24年5月、住み慣れた旧桃源の家を後に、入居者の方と今の桃源の家に引っ越ししてきました。当時、100人の入居者の方と大量の荷物を一日で移動させる大規模な引っ越し作戦でしたが、新しい桃源の家での生活が始まることに入居者の方々も職員のみんなも期待に胸が膨らむ思いでした。

桃源の家の特徴

桃源の家の特徴

桃源の家は公立邑智病院のすぐ近く、病院からでも徒歩で約5分ほどの場所に位置しています。邑南町のメイン通り「きづなロード」に面しており、瑞穂インターチェンジからも10分程度で簡単に到着することができます。桃源の家は、鉄筋コンクリート造の2階建です。指定介護老人福祉施設である桃源の家は90床あり、ショートは10床あります。

居室は全室個室のユニット形式です。新緑がきれいな「テラス」と介護職員が事務的な仕事をする「サテライトステーション」を挟むように2つのユニットがあります。ユニットにはそれぞれ共同生活スペースがあり、食事や談話など交流を楽しまれたりします。お部屋は個室です。クローゼットやトイレなどは標準設備ですが、自宅にあったものを飾るなど自分に合ったしつらえをすることもできます。

ユニット以外でも入居者の方は様々な場所で社会的な交流を行う事が出来ます。交流ホールでは大きな行事を行ったり、職員の研修なども行われます。セミパブリックホールは、交流ホールほど広くはありませんが1階2階ともにあり、ちょっとしたイベントやご家族との憩いの場にも活用されています。

施設の経営理念

・利用者一人ひとりの人格を尊重した介護を実践します。

・お互いに感謝と奉仕の気持ちを大切に行動します。

・地域と連携し、地域に開かれた施設運営を行います。

施設の運営方針

桃源の家は、「感謝と奉仕」を基調とした生活の支援に徹し、入所者様の人格を尊重し、より家庭的な雰囲気の中で自由に生活していただくことをモットーに全職員一体となって取り組みます。

明るく健康的で、生き甲斐のある豊かな生活を実現するため、精神的ニーズの把握に努め、個々の特性をよく理解してきめ細やかな介護を実践し、生活の質の向上に努めます。

季節のイベント風景

保育所との交流会-7月と10月

法人内(石見さくら会)にある、東保育所の年長さんとの交流会は毎年2回実施しています。季節に関系した触れ合い遊びや運動会を、時間も忘れて楽しむ姿は年齢なんて関係ないのかもと思わせてくれます。高齢者でも楽しめるじゃんけんや手遊びは園児にとって伝承遊びに、園児が見せてくれるふれあい遊びは高齢者にとって新しい刺激に、世代を通した関わりを持つ機会は、同じ法人だからこそやりやすいところだと思います。ここで出会った子ども達が、大きくなってボランティアに来てくれたり、ちょっとしたお出かけで偶然会って懐かしむことができるのも、地域の結びつきが強いからといえるのかもしれません。町全体がこの子たちの親であり、おじいちゃん、おばあちゃんでもあるんだと思える瞬間です。

夕涼み会-8月

夕涼み会は、入居者の皆さんのご家族も招待して行う一大イベント。

屋台からの焼き鳥や焼きそばのにおいで、夏の夜のお祭り気分が上がる中、ステージでは地元による神楽で会場のボルテージも最高潮に。

「うまいもんを家族と食べれてえかった(よかった)」 「神楽をあんなに近くで見られて幸せじゃったわ」それぞれの思いは、それぞれの夏の思い出に。

そんな夕涼み会は2018年で終了。暑さ対策もあり、夏の催しもの「夕涼み会」は、2019年から秋の催しもの「長生きしちゃん祭」となってリニューアルです。

敬老会-9月

敬老会では、100歳になられた方々には、内閣総理大臣から表彰と銀杯。85歳になった入居者の方々には邑南町(その他の町からも)から表彰があります。

この日は入居者全員が主役!ということで、施設長からプレゼントがあったり、大黒・恵比寿からの祝い舞があったりします。入居者の皆さんは、まるでアイドルに会ったかのように目をキラキラさせて大黒様・恵比寿様をお迎えする姿が印象的です。

大黒様や恵比寿様は、毎年違う職員が役を演じます。動くととても暑いのですが、お面を通して見る入居者の皆さんの笑顔はなんだかいつもと違う。でもとても楽しかったと演じた職員は口々に言います。

餅つき会-12月

桃源の家では、餅つき会を12月末に実施します。

地域の方々(森実AA農事組合)が、その年にできたもち米を持ってこられ、入居者の皆さんと一緒に今年の厄を払い、来年の健康を祈って力いっぱいお餅をつきます。

蒸されたもち米のにおいが部屋中に充満すると気合が入るのか、男性の入居者は杵を持ち、女性の入居者はエプロン姿で腕をまくり、「昔取った杵柄。若い者には負けられん」と、先導して餅をつき、そしてついた餅をもみ丸めていきます。

できたお餅はその日の午後、ぜんざいとしてふるまわれます。

桃源茶屋-毎月

ボランティさんによるお茶会を、毎月2回楽しんでいます。これは、桃源の家にある認知症ケア委員会が、「水分をしっかり飲んで、認知症を予防しよう!」という取り組みの一環で、楽しくお茶を飲んで継続的な水分補給のきっかけになればと始めました。

実際、このイベントのおかげで、普段あまり活動的ではなかった方が、お抹茶と和菓子がいただけるならと、よく来られるようになられたり、飲み物をよく飲まれるようになられた方もおられます。

この会を当初からボランティアとして支えてくださっている金山さんは、いつも季節の花や植物などを机の上にデコレーションをして、見て、触って、香って楽しめる工夫をしてくださいます。

大正琴-毎月

大正琴という楽器を使った歌会を毎月(冬季はお休み)行っています。

こちらもお二人のボランティアが来られて、季節の歌や簡単な運動などをされます。生演奏なので、入居者の皆さんのテンポに合わすことができて、心地よく歌えると喜ばれています。

驚いたのは、歌のリクエストがあること!豊富なレパートリーの中からリクエストの歌があればその場で演奏してくださり、もし曲がなくても次回までに準備をしてきてくださるというプロ意識!

歌うことで季節をしっかりと感じられる素敵な催しです。

施設概要

施設名 特別養護老人ホーム 桃源の家
所在地 〒696-0102
島根県邑智郡邑南町中野574-3
TEL 0855-95-0001
FAX 0855-95-0003
E-mail tougen@ohtv.ne.jp
施設の概要 ・敷地面積
12,973.14㎡
・建物構造
鉄筋コンクリート造 2階建
・延べ床面積
6,432.42㎡
・施設内容
ユニット型入所施設 90床(全室個室)
短期入所施設 10床(全室個室)
・施設開始年月日
平成24年5月1日
建設経費
総工費 153,819万円(旧桃源の家 解体整地工事費を除く)
事業内容 特別養護老人ホーム
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